Androidアプリの「デフォルトで起動」設定の初期化

Androidでは、処理ごとに担当するアプリが決まっています。その都度、必要なアプリに処理を任せることが出来ます。

例えば、

• 「音楽を再生する」処理はミュージックプレーヤーアプリ
• 「画像を表示する」のはギャラリーアプリ
• 「ウェブサイトを閲覧する」のはブラウザアプリ

といった具合。

「デフォルトで起動」とは

上記のように、Androidでは処理を柔軟に分けることが出来ます。
その結果、同じ処理を行えるアプリが2種類以上インストールされていると、処理を別のアプリに受け渡すときに、どのアプリで処理を行うのか選択する必要がでてきます。

その際、特定のアプリしか使わないのであれば、毎回選択するのは煩わしい。
そこで、デフォルト起動するアプリをあらかじめ決めておくことで、毎回の選択を省略することが出来るようになります。

例「メールアプリ」から「ブラウザアプリ」を起動

普段、メールをチェックするには「メール」「Gmail」などのメールアプリを利用していると思います。
送られてくるメールの中には、次のような URL(ウェブサイトの住所)と呼ばれるものが含まれていることがあります。
　URLの例 https://kiskksk.com(このサイトトップページのURL)

URLのリンクを選択すると、「ウェブサイトを閲覧」するために「ブラウザアプリ」を起動します。
この時、複数のブラウザが端末にインストールされていると、下の画像のようにどのブラウザを起動するのか選択できます。

この時、

「1回のみ」を選択すると

今回は「Chrome」で起動しますが、次回はどのブラウザで起動するのか再び聞かれる。

「常に使用」を選択すると

「Chrome」がデフォルトで起動するアプリに設定され、次回からは「Chrome」が自動的に起動する。

なお、常に使用を選択した後に、「やっぱり別のものにしたいな」と思っても、そのままでは選択画面が表示されないので、別のアプリを選択することが出来ません。
そんな時は、「デフォルトで起動」設定の初期化を行う必要があります。

「デフォルトで起動」設定の初期化

「デフォルトで起動」設定の初期化を行うには、アプリ情報の画面を開きます。

「設定」→「アプリ」→「すべて」→「初期化したいアプリ」

Android4.3以下の場合、標準ブラウザは無効推奨らしいのでその方法。この記事で伝えたアプリを無効化する際に開く画面と同じです。

今回は画面上部の無効化には触れず、画面の中ほどにある、「デフォルトで起動」項目の「設定の初期化」ボタンを押します。

次のような状態になれば「デフォルトで起動」の設定は解除されています。

このようにして設定を解除すると、再びアプリの選択画面が表示されるようになります。
その後、再びデフォルト起動のアプリを設定したり、もしくは設定せずに毎回選択して使うことも可能です。