CentOS7にLAMP環境構築をした際のメモ。インストール編。
2016/08/28
仮想環境上にCentOS7をインストールし、LAMPを構築した際のメモ。
基本的に参考サイトの手順通りに行っただけ。
なお、この記事では各パッケージのインストール手順のみで、起動その他設定などは別記事にアップする。(予定)
また、この記事では、OSのインストールは済んでいるものとする。
追記: 設定に単独記事が書けるほどの知識がないので、この記事に追加することにしました。
LAMP環境構築
目次
- 1.httpd インストール
- 2.MySQL インストール
- 2.1MySQL公式のyumリポジトリを追加
- 2.2MySQLをインストール
- 2.3MySQLの起動・設定
- 3.PHP インストール
- 3.1EPELおよびRemiリポジトリを追加
- 3.2PHPをインストール
- 3.3インストール時のミス
環境(バージョン)
- 仮想環境
- VMware Workstarion 12 Player
- ホストOS
- Windows8
- ゲストOS
- CentOS7 minimal
- Apache
- 2.4.6
- MySQL
- 5.7.14
- PHP
- 5.6.24
インストールはrootで行う。
基本的に yum install パッケージ名 でインストール出来る。
1.httpdインストール
これは単純に
1 |
yum install httpd |
でOK
2.MySQL インストール
CentOS7ではデフォルトのデータベースが、MariaDBというものに変更されている。
そのため、標準リポジトリを使って yum install mysql としてもインストール出来ない。
したがって、まずは「MySQL公式のyumリポジトリを追加する」という手順が必要となる。
参考サイト: MySQL 5.7 を CentOS 7 に yum インストールする手順 - WEB ARCH LABO
2.1MySQL公式のyumリポジトリを追加
公式サイトページ下部の「Red Hat Enterprise Linux 7 / Oracle Linux 7 (Architecture Independent), RPM Package」 の右にある「Download」をクリック。
遷移先画面の下部、「No thanks, just start my download.」のテキストリンクが指すURLを、yumコマンドに指定してインストールする。
1 |
yum install http://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-8.noarch.rpm |
2.2MySQLをインストール
リポジトリを追加したら
1 |
yum install mysql-community-server |
を実行。
依存するパッケージなども諸々インストールされる。
2.3MySQLの起動・設定
MySQLの起動
1 |
systemctl start mysqld |
初回起動時(?)に、rootユーザーのパスワードが作成される。(CentOSのユーザーではなくMySQLのユーザー)
作成されたパスワードは、/var/log/mysqld.logに記載されているので、初回ログイン後、パスワードの変更を行う。
パスワードの設定については
CentOS7.1にMySQL 5.7をインストール
などを参考にしました。
3.PHP インストール
標準リポジトリのPHPバージョンは5.4。
そのため、PHP5.7やPHP7.0などのバージョンをインストールするためにリポジトリを追加する必要がある。
追加するリポジトリは2つ。
- Remiリポジトリ
- PHP5.7などを含むリポジトリ
- EPELリポジトリ
- Remiリポジトリ自体をインストールするために必要なリポジトリ
3.1EPELおよびRemiリポジトリを追加
今試してみたところ、
1.EPELリポジトリをインストール
2.Remiリポジトリをインストール
という手順じゃなくても出来たので、先にRemiリポジトリのインストール方法を記す。
Remi公式サイトの中段、「Distribution choice – Repository content」にある、「remi-release-7.rpm」が指すURLを、yumコマンドに指定してインストールする。
1 |
yum install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm |
上記のコマンドを実行することで、EPELリポジトリをインストールレていない場合、同時にインストールしてくれた。(問題があるのかどうかわからないので、不安ならば先にEPELリポジトリを入れておいた方がいいのかな)
ちなみに、EPELリポジトリ単独でのインストールは
1 |
yum install epel-release |
でできる。
3.2PHPをインストール
最後に、上記でインストールしたRemiリポジトリを利用してPHPをインストールする。
コマンドは次の通り。
1 |
yum install --enablerepo=remi,remi-php56 php |
3.3インストール時のミス
ここで、個人的にミスをした部分があるので、メモ。
1つ目。
yum install –enablerepo=remi,remi-php56 php56
パッケージ名を「php56」としてしまった。
これでもインストールされたが、コマンド名などが「php56」となってしまい、気持ちが悪いためアンインストールした。
1 |
yum remove php56 |
これでアンインストール。
2つ目。
入れ直した際に、再びミス。
–enablerepo=remi,php56 この部分を間違えた(remi-php56がphp56になっていた)。
そのため、インストールされたバージョンが 5.4(標準リポジトリ)になってしまった。
指定を間違えてもとくに、警告などはないらしい。
ただし、インストール前の確認をちゃんとすれば、バージョンが異なることに気付けたはず。
ということで、インストール前に次のような確認をお勧めします。
1 |
yum info --enablerepo=remi,remi-php56 php |
なお、インストール時に、 yオプションをつけていなければ、最後の確認も出来ます。
赤線のバージョン部分が、5.4になっている。
このままインストールすると、バージョンが異なるものがインストールされてしまうため、 この時点で 「N」を選択すれば、インストールを取りやめることが出来る。
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