変化を求める人

VMware内のCentOS(NAT接続)にLAN内のタブレット(android)からアクセスする

   

前回につづいて、仮想環境の設定。

ブリッジ接続の場合、ホストOSのLANに直接参加するので、特に面倒な設定は必要ないと思う。
が、NAT接続の場合、ネットワークが別物なので、ちょっとした設定を行う必要があった。
とりあえず、SSH、http*1(ブラウザ)の両方からアクセスできるようにした。
*1: なお、今回の内容だけでは、まだ仮想環境へのhttpアクセスに失敗する。解決方法は次の記事(ローカルの仮想サーバにWordPressのテスト環境を作るまで)を参照。

やったこと

ホストOSのポート開放

「コントロールパネル」 → 「Windowsファイアーウォール」 → 「詳細設定」で、
「セキュリティが強化されたWindowsファイアーウォール」を開き、
新しく受信の規則を作成する。

こんな感じで
規則の種類 ポート
プロトコル及びポート TCP,特定のローカルポート(未使用なもの。50000とか?)
操作 接続を許可する
プロファイル プライベートのみ
名前 vm_ssh とか

開いているポートは次のコマンドなどで確認する。

VMwareの設定、再起動

Windowsでポートの開放が出来たら、次に C:\ProgramData\VMware\ にある vmnetnat.conf を編集する。
なお、管理者権限で上書きしないとだめ。

そこで、管理者権限で編集する方法。
1.ファイルを一度別の場所にコピー
2.コピーしたファイルに編集を加える
3.編集を加えたファイルで元のファイルに上書きコピー
4.管理者権限の要求ダイアログで「続行」

または、
1.エクスプローラで C:\ProgramData\VMware\ を開く
2.「ファイル」 → 「コマンドプロンプトを開く」 → 「コマンドプロンプトを管理者権限で開く」
3.プロンプトで notepad vmnetnat.conf でメモ帳を起動。編集。保存。

とりあえずこんな感じでできる。

*その他の方法、Windows Vista/7 でメモ帳を管理者として実行したい
メモ:SendToフォルダの開き方は 「Winキー + R」 -> [ファイル名を指定して実行]で 「shell:sendto」 を入力。

で、肝心の変更内容についてだが、

(ホストOS)開放したポート番号 = (VM側)アドレス:ポート番号

上記のような記述を行うことで、ホストOSの当該ポートへのアクセスがVMware上の仮想マシンに転送される。

また、ファイルに加えた変更を反映させるために、タスクマネージャのサービスタブから
「VMnetDHCP」と「VMware NAT Service」を再起動する。

確認 JuiceSSHでアクセス

ここまでの設定で、PC側の設定は出来たので、AndroidからSSHで接続してみる。
SSHクライアントとして使用したのは 「JuiceSSH」 というアプリ。

設定方法などは特に記述しないが、ホストOSと同一のネットワークに接続しているAndroid端末で、
「ホストOSのアドレス」と「開放したポート番号」を指定してログインに成功した。

また、ホストOSに割り振られるアドレスが変更されると、JuiceSSH側でいちいち設定を変更する必要があるので、ホストOSに割り振るアドレスはルーターで指定した。

終わりに

今回の設定で、タブレットからノートPC内の仮想環境を触ることが出来るようになった。
bluetoothキーボードと合わせて、いい感じに作業できると思っていた。
が、日本語の扱いが微妙。

まあ、日本語を扱わなければそこそこ作業ができそうではあるので、良しとしたい。

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